2017/08/10

進行中の計画案


つくばみらいの家

施主(3人家族)の素材・趣味・日常・場所に向けられる感覚が集まってつくられた家。
コストパフォーマンスの観点からも、木楽工房の「次世代スタンダード」です。

・敷地に面するのは北側道路、南側には住宅が近接して建っており、採光確保の観点からリビングは2階に計画しました。北側道路の向かいには公園があり、2階のLDKからは公園を広い庭のように眺めることができます。また、リビングに隣接して、中庭(光庭)とインナーバルコニーを設け、天井を小屋表シとすることで、床面積の数値以上の広さと奥行きを感じるスペースとなりました。玄関土間には薪ストーブを設け、薪をくべたり趣味(道具の手入れ)のスペースとして活用されます。暖気は、通し大黒柱や階段(踊り場には書斎スペース)や吹抜けを経由し2階のLDKへ。温まったリビングスペースにはダクトファンを設け、1階の洗面脱衣室に暖気を送ります。夏期には反転運転させ冷気を2階に運ぶ計画です。




那珂の家Ⅲ

周辺の広々とした空気感を伝え、長閑な雰囲気とも呼応した心地よい居場所。
木楽工房らしさが詰まった「深呼吸したくなる家」をぜひご体感ください。

・周辺は田畑が広がる長閑な場所。敷地も十分な広さがあることから平屋を計画しました。深い軒の出と建物壁面の東西面を狭く南北面を広く計画することで、夏涼しく冬暖かいパッシブなデザインを採用しています。平面プランの中央にはゆったりとしたLDKを設け、季節の移ろい賑やかな外部の様子を室内へ伝える大きな開口部を設けています。そして、この大きな開口部とまっすぐ伸びる薪ストーブの煙突、そして大きな桧丸太の中引梁に支えられた勾配天井が織りなす空間は、周辺の広々とした空気感を伝え、長閑な雰囲気とも呼応した心地よい居場所となります。また、このLDKを起点として各室が展開される廊下のない空間構成は、個別の時間から集まって過ごす時間へのバリアフリーとなります。